Netflixで人気の海外ドラマ『ストレンジャーシングス』について簡単な感想とレビューを書いていきたいと思います。
ストレンジャーシングスを知ったきっかけ
2019年の5月にNetflixがストリーミング再生の音質(5.1chとドルビーアトモス)を向上させた、というニュース記事で『ストレンジャーシングス』のタイトルを見たのが知ったきっかけです。
IMDb(インターネットムービーデーターベース)の評価は、星8.8(695.294件の評価)2020年.1月地点
海外ドラマは、『ウォーキングデッド』や『SHERLOCK』以来にハマったのですが、こんなに評価が高い作品だった事は知りませんでした。
残念ながら日本では知名度が低い印象。
海外では有名な作品という位置付けになっていますが、Netflix限定作品という観点かつ、さらに海外ドラマに興味がある人という2つの観点から日本では『ストレンジャーシングス』の存在を知る人はかなり少ないかと思われます。
1980年代の映画作品をよく知っている人はより楽しめるらしい。
特にスティーブン・キングとスピルバーグの映画作品にかなりの影響を受けているそうで、80年代近辺のホラーとSF映画のオマージュがかなりあって当時を知る人は懐かしくて楽しめるというレビューを非常によく見かけました。
(スターウォーズ、ターミネーター、グーニーズ、未知との遭遇、ET、スタンド・バイ・ミー、エイリアン、物体X、炎の少女チャーリー、ゴーストバスターズ、シャイニングなど。)
また、日本のサブカルチャー作品からも影響を受けているそうで、バイオハザード、サイレントヒル、AKIRA、エルフェンリートなど。
ちなみに、自分は半分ほどしか知らないので全てのオマージュを堪能出来ていません!(悔しい…)
ライトオタクな自分が感じた印象について
アメリカの田舎町で宇宙人か幽霊か謎の怪事件が起こり、それを解決する少年少女たちというストーリー展開は、MOTHER1・2に似ているな〜と感じました。
また、ストレンジャーシングスには『裏の世界』と呼ばれる別次元の世界が存在しており、ドラマで、描かれるその世界描写はまるでPCゲームの『沙耶の唄』の沙耶視点のグロテスクな世界のようでとても気味が悪いです。しかし、『裏の世界』という設定は、SFCの『ゼルダの伝説神々のトライフォース』の裏世界MAPのようなワクワク感も同時に感じました。
「デモゴルゴン」と呼ばれる顔なしのクリーチャーに至っては、バイオハザード2に登場するリッカーのようで、非常にグロテスクな見た目で気持ち悪いです。
話しが進むにつれて、他の作品には類を見ない異形なクリーチャーがどんどん登場して来るのですが、「クトゥルフ神話」からもネタを取っているという記事もどこかで見かけて納得しました。クトゥルフ神話を題材にした作品は「這いよれニャル子さん」以来だったので、かなり新鮮でした。
ストレンジャーシングスの見所は?
『仲間達の友情と絆』
ありきたりですが、題名通りストレンジャーな世界観とは裏腹にジャンプ漫画のワンピースのような王道ストーリーを貫いています。
自分が近年観たもので、「スタンド・バイ・ミー」や「FF15」、「ITそれが見えたら終わり」のような仲間関係に近いものを感じました。
ストレンジャーシングスは汚い英語表現がとても耳に残る
主人公の子供らに限らす大人も汚い言葉遣いをするので、他の海外作品に比べかなり汚い語録が飛び交っているように感じます。(Fuck you!、Bullshit!、suck!など。)特にブーシット!(くそ)は毎話登場てる気がします笑
最後に
人間が恐怖を感じるメカニズムで「知らない」「よく分からない」という理由をよく耳にするかと思いますが、ストレンジャーシングスはまさにこのメカニズムを上手く利用しているように思います。主人公たち同様、視聴者側も「謎の世界、謎の生命体」はよく分からないので、彼らと同じように、恐怖を感じながらかつエンターテインメントとして楽しめる作品であると思います。興味のある方は是非シーズン1の3話ぐらいまでも視聴してみると良いかと!