はじめに
たまたまNetflixにて、ファイナルテーブルというアメリカの料理番組を発見しました。内容は世界のトップシェフ達が制限時間内にお題の料理を作って対決するというもの。思いのほか面白くて全10話視聴完了しました!なので少し感想を書いてみたいと思います。
登場した料理
- メキシコ-
- スペイン-パエリア
- イギリス-モーニングメニュー
- ブラジル-
- インド-ナン
- アメリカ-
- イタリア-
- 日本-懐石料理
- フランス-
- 最終決戦-
一番印象的だったエピソード
一番印象的だったエピソードは「日本」
第8話「日本」
何故この話しかと言うと単純に泣けたからです。まさか料理番組を観て涙を流すとは思ってもみなかったのでとても驚いています。今回この8話の課題料理はまさかの日本の伝統料理こと「懐石料理」。懐石料理で重要なものは天ぷらとお刺身。ここまで勝ち進んだ一流のプロの料理人といえど、日本料理なんてましてや懐石料理なんて熟知している人はいないと言っても過言ではありません。それでも過去の僅かな知識と精製された技術をフルに使ってパートナーと懐石料理を作ってしまうものだからほんと驚きます。
ここから本題なのですが、出場者のほぼ全員が日本の懐石料理を知らない中、1組だけカナダ出身で日本にて日本料理を経営している人物がいました。このドラマではこれまでの料理人人生が語られるわけなのですが、彼の場合他のシェフのような三ツ星レストランのような称号もない、また白人(カナダ人)が調理している日本料理だけあって世間からの印象や評価、風当たりにとても敏感に感じています。この中で唯一の日本料理専門だけあって、もしもこの日本ジャンルで一番でなかったら料理辞めるんじゃ?といった覚悟をすごい感じました。結果、世界の料理人相手に一番を決め込むわけだのですが、このシーンがほんとに泣けます…
審査員で世界の綾部祐二
少し前に渡米した綾部祐二がなんと、このNetflixの料理番組の審査員として、森星と共に登場するという。英語は話せませんが、独特のお笑いセンスで出場者を笑わせていくという。この第8話だけ日本の審査員だったのですが、率直に思ったのが、他の国の審査員は辛口でズバッとものを言うのに対して、日本人審査員は穏やかでキツイ言葉を使わないという。
印象に残った審査員=グラントアケッツ
特に印象に残った人物がグラントアケッツという人物。アメリカ料理の審査員という立場で登場したのですが、、、特に印象的だったのが、最終決戦で4人の料理の中から一番の料理を決める時の会議のとき。最終決戦ではこれまでの審査員が全て登場するのですが、やはり各国の伝説のシェフ兼審査員という立場もあって、誰を優勝にするのか揉めていました。味、見た目、独自性、チャレンジ精神、など。審査員の審査基準は個人個人で違うので意見が割れます。その審査員の意見を纏めたのがグラントアケッツ氏。「リスクを恐れない料理が本当に重要なのか?」と。「料理人にとって本当に大切なことは美味しい料理を提供することなのでは?」と皆に問いかけます。この意見には誰もが共感し異論を唱える人はいませんでした。この一言により、優勝はあえて作り慣れたお店の看板メニューで勝負した氏に決まりました!
「シェフのテーブル」から垣間見えるグラントアケッツという人物
シェフのテーブルという料理人ドキュメント番組
同じく、Netflixの料理系番組に「シェフのテーブル」という料理人のドキュメント番組がありました。そのシーズン2にてグラントアケッツというタイトルの話しを発見。ここでさらにグラントアケッツ氏という人物をよく知ることが出来ました。現在は、アメリカシカゴにてアリアナという全米NO.1レストランにも選ばれたことがあり、三ツ星レストランの称号もあるレストランのオーナーである。料理に対する考え方も独特で、食べれる風船、皿ではなくテーブルス一面に盛り付けたアートのような料理、焚き木を使ったサプライズ料理や苺に見えるトマトなど。ただ高級料理を楽しませるだけではなく、お客様に心理戦や刺激、インスピレーションを与えるというをすごいよく考えていて良い試みだなと率直に感じました。そんな才能あるグラントアケッツ氏、実はアリアナ開店直後に舌のガンになり(進行度レベル4)料理人としては致命的な味覚も感じなくなってしまうという人生の危機に陥っていたとか。奇跡的に化学療法でガンは消滅。舌は元通りになったそうで。
さいごに
この「ファイナルテーブル」という番組を通じて、料理人カッコイイなと思いました。それと同時にもっと自分の知らない料理を食べてみたいし、作ってみたいなーと思いました。Netflixに登録してる方は是非観て頂きたいです!