はじめに
最近、何か面白いPCゲームないかな~できればシナリオがちゃんとしてるのがいいなーとネットのまとめ記事を探していたときにたまたま見つけたのが、今回プレイしたQuartett!(カルテット)。発売は2004年とかなり昔のゲームですね。
ストーリー
コンクール開催まで、あと84日――。
3月17日、音楽祭のファイナルとして『マグノリア・カルテット・コンクール』は開催される。
全国から選ばれた24組96名の若者たちが腕を競い、優勝者には大きな名誉と成功への切符が約束されるのだ。 若者たちは、それぞれの夢や願いを抱いてコンクールを目指す。
かつての天才少女 『シャルロット・フランシア』
陽気なムードメーカー 『ユニ・アルジャーノ』
物静かな優しい少女 『李・淑花』
主人公 『フィル・ユンハース』
時にはぶつかり合い、悩みながらも、彼と彼女は、音楽から生まれたほんの小さな絆を信じて――。
公式より引用http://www.littlewitch.jp/products/lw02quartett/story.html
以下ネタバレです
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内容
攻略キャラは3人なのですが、一人あたり約4~5時間でクリアできてしまう程度のボリュームでした。また、共通ルートが長めで一度見た演出は「スキップ」機能で飛ばすことができるため、比較的短い時間で全員を攻略できます。
また、学園モノ+コンクールを目指すというゲームのストーリーの結末ははじめから決まっている分、ある程度予想どおりの胸熱な展開も随所にあったりして良かったです。
個人的に水彩画チックな絵柄+可愛いキャラという先入観で興味を持ち、さらにクラシックを題材にしていることと、ギャルゲーでは珍しい動く漫画のような演出、テンポよくギャグ要素もあったりとかなり楽しめました!エロいシーンも程よくあります。
どこかのレビューで音楽は大したことないなどと言った意見も拝見しましたが、収録されている音源はちゃんと演奏家が録音したものであり、それなりに費用がかかっているそうで良かったです。
使われていたクラシック
エドワード・エルガー 「愛の挨拶」
*特に主人公フィルとシャルがヴァイオリンで「愛の挨拶」をデュエットするシーンはかなり印象的でした♬
セルゲイ・ラフマニノフ 「ヴォカリーズ」
ニコロ・パガニーニ 「24の奇想曲」
フレデリック・ショパン
オリジナル曲 Quartett! OST – Season in Full Bloom (Quartet version)
*あらゆる曲の中で特に印象的だったのが、「Season in Full Bloom」という曲。
物語終盤において、シャルが昔の先生の書きかけの楽譜を完成させ、カルテットの仲間みんなで最後のコンクールで演奏するときの曲。中盤の練習中においてチームの仲を回復させるきっかけとしてこの曲が登場しましたが、まさか最後のコンクールの課題曲を捨ててこの曲を演奏するとは予想外であり、それゆえに感動もしました。
変わっている点・不具合など
OSによっては起動できない可能性あり
レビューを読んでいると、古いゲームだけあって、Windows VistaやWindows7では起動できないかもというのをよく見かけました。自分のプレイ環境はWindows10のノートパソコンで無事に起動できました。しかし、フルスクリーンモードにすると解像度があっていないとエラー表示が頻発してしまい、ウィンドウモードでプレイしました。
ADVだがキャラクターに声なし
起動後すぐに感じた違和感。まさかの声なし。一瞬バグなのかと思って
調べたらPC版には声がないらしく、全年齢版のPS2ソフトの移植版の方では声があるそうで。。。ボイスなしでも私は十分に楽しめました。
フローティングフレームディレクターシステム(FFD)
デモ映像を見てもらえれば分かると思うのですが、このゲームただのギャルゲーではなく、なんと漫画風な吹き出しセリフがメインで、動く漫画とも呼ばれている。このシステムはこのゲーム会社のオリジナルシステムらしく、フローティングフレームディレクターシステムと呼ばれているそうです。近年の電子書籍もこのようになるのでは?と思いつつ、時代を先取りしたシステムだなと感心しました。
Littlewitch
残念ながら、このゲーム会社は現在活動を休止中であるそうです。また、ソフトも生産終了しているためディスク版は市場にあるもののみだそうで。
さいごに
個人的には、「シャルロット・フランシア」というキャラが一番お気に入りで真っ先に攻略しにいきました。ツンデレ+お酒飲める年齢だけど容姿が子供+負けず嫌い+天才タイプ、、、と色々要素があり、アイマスの水瀬伊織とかぶる部分も多く脳内再生めっちゃ釘宮理恵でしたw