歴代NO1と言われる理由
活躍する登場人物、推理、サスペンス、事件規模、アクション、恋愛要素など、コナン作品に必要なエッセンスがふんだんに盛り込まれているからであると思われます。劇場4作品目の「瞳の中の暗殺者」は特に、第一話の「ジェットコースター殺人事件」を上手く踏襲しており、工藤新一と毛利蘭のカップリングが好きな人にはかなり嬉しいストーリー展開となっていることも面白い理由の1つ。警察官が次々と殺害されていくストーリーも重圧があり見応えがあります。
いつの作品か?
2000年4月20日が公開と、今からちょうど約20年も前の作品です。当時小学生だった自分はテレビ放送で鑑賞していました、当時見た感想はコナンにしてはいつもよりも話しが暗く怖いな…といった印象を抱いていたのをよく覚えています。
監督は初期の劇場版コナンを牽引した「こだま兼嗣」
よく、昔のコナン映画のほうが好きだった…という話しをよく聞きますが、それは監督がシティーハンターで有名な「こだま兼嗣」であったというのが一番有力であると考えられます。「コナン映画で一番好きな作品は?」と質問されたら初期の「こだま兼嗣監督」が務めた作品を挙げる人が多いのではないかと。ちなみに自分は今のコナン映画よりも初期作品の方が圧倒的に好きです。
<こだま兼嗣が監督を務めた劇場版コナン作品>
名探偵コナン 時計じかけの摩天楼(1997年)
名探偵コナン 14番目の標的(1998年)
名探偵コナン 世紀末の魔術師(1999年)
名探偵コナン 瞳の中の暗殺者(2000年)
名探偵コナン 天国へのカウントダウン(2001年)
名探偵コナン ベイカー街の亡霊(2002年)
名探偵コナン 迷宮の十字路(2003年)
<金曜ロードショーのコナン人気作品投票の結果>
ナタリーより引用 https://natalie.mu/eiga/news/364306
瞳の中の暗殺者という作品は「暗い」「重い」「怖い」
20年ぶりに見返しましたが、今作はコナンにしてはトラウマレベルの嫌な描写が際立っています。
①警察官が次々と殺されていく
警察隠語「need not to know」−「知る必要のないこと」という警察隠語も登場してさらに事件の概要が奥深くなります。刑事を辞めた毛利小五郎は探偵という立場から目暮警部や白鳥警部から犯人に関する情報を教えて貰えませんでした。
②佐藤刑事も銃を乱射され重症を負う
赤井秀一なみに銃を喰らいます。。。一緒に現場にいた毛利蘭を庇っての負傷だったのですが、いくら9mmとはいえあれだけ撃たれてたらかなりやばいです。
③眼の前で佐藤刑事が撃たれた瞬間を目撃した毛利蘭がショックで記憶喪失になる。
コナン作品で毛利蘭の手が血塗れになるのはこのシーンだけなのでは??かなり衝撃のシーンでした。
④毛利蘭が犯人に駅のホームから突き落とされそうになる
子供のとき、この描写を見てから、駅のホームで一番前で電車を待つことが怖くなりました。
ストーリー構成がどんでん返しでまさかの展開で見事なラスト
映画の最初の段階から鑑賞している側もたぶんこいつが犯人なんだろうと錯覚し、80%あたり
本編が進んだところで容疑者確保、これで一安心!となったところで真犯人が現れる展開はかなり熱いです。
・犯人の狙いがとある事件を担当した警察官の命を狙っていること
・小田切警視長及び息子も容疑者(警察関係者が犯人では?と動揺)
・事件の調査中に死んだ友成刑事の息子が警察への復讐という動機と事件現場の目撃情報から有力容疑者であること
・白鳥刑事や毛利蘭の担当医のこと
さいごに
興味を持った方はぜひご鑑賞ください!